洋服屋さんで買い物をした時に商品を布の袋に入れてくれました。このショップは小さな商店街にある可愛らしいショップで、商品もインテリアも独自のオリジナリティがあります。購入した商品を入れた布袋もまた手作り感があり出掛ける時にサブバックとしても利用できるアイテムとして使っています。また部屋の壁にかけておくだけでもちょっとしたインテリアとして重宝するため、思いがけない素敵なプレゼントを頂いたような気分になったのでした。
その小ぶりなバッグはとても不思議な柄をしています。黄色と茶色と薄い黒達が織りなす何ともいえない幾何学な模様は一見お洋服と併せることが難しくも感じるのです。しかしながら上手に合わせれば上級おしゃれを楽しむことにも役立つため、私はおうちの本棚にある一冊の本を取り出しました。それは着物について書かれたエッセイです。著者がこよなく愛する和の世界を描いたもので、読むたびに新しい発見することも多いものです。何よりも着物と帯は柄を生かして上手に遊ぶコーディネートだとかねてから思っており、頂いたバッグをセンス良く持つ参考になると考えたのでした。そんな目標を掲げて読み返しているとなかなか学ぶことが多く、美のセンスも磨かれているような気分になったものです。ちょっとユニークな独自の柄物はシックなコーディネートに遊びを加えるし、エスニックな派手なコーディネートにも十分役立つことを知り、今ではなくてはならないアイテムとして重宝しています。以前購入した本がこんな風に役に立つことを嬉しく思いつつも、これからも斬新な着こなしを楽しんでみようと思うのでした。