「家なき子」という作品をご存知ですか?
フランスの作家エクトール・アンリ・マロの児童書……のことではなく日本のドラマのほうです。
ドラマ「家なき子」は1994年に放送されていたドラマで、安達祐実さん演じる小学6年生のすずが、理不尽な運命に翻弄され、両親がいるものの住む場所がなくいろいろな場所を転々とし、たくましく生きていくお話です。
「同情するなら金をくれ」というセリフが印象的で、流行語大賞に選ばれるほど話題になったドラマだそうです。
視聴率も土曜ドラマ枠としては平成初期の最大のヒット作となるほど人気があったようです。
人気があったので、映画版や続編である「家なき子2」なんかも制作されました。
わたしはこのドラマ自体は知っていたんですけど、視聴したことなくて、最近動画配信サイトで見つけてなんとなく見てみることにしました。
児童書のほうの「家なき子」みたいにてっきり両親がいないのかとおもいきや…実はしっかり両親が健在なんですね。
なのになんで?と思ったら母親が重い心臓病にかかりずっと入院生活、父親は飲んだくれDV働かないというとんでもない人でした。
主人公のすずは母親が大好きで、母親の手術費用をかせぐためにお金を盗んだり悪いことをするんです。
どうして家がなくなったかというと、母親が病気になったのは苦労をかけた父親だと思っており、寝首をかくため住んでるアパートを放火しちゃうです。
父親は外出しており生きているのですが、火を放ったは父親だと警察になきついて、父親を刑務所おくりにします。
そうしてすずを面倒を見る人、家を失ったので、いじわるな親戚の家、ときには公園の遊具、先生の家、金持ちの資産家の家などを転々としながらたくましく生きていきます。
本当に内容が過激で…今のテレビなら放送できないと思います。
昔のドラマは原作の小説や漫画があるわけではなく、オリジナル作品が多く見応えがあっていいですね。
話題になったドラマはやはり面白いです。またこのような作品があれば見てみようと思います。