ヘアカラー

街行く人々のファッションをぼーっと眺めていることがあります。様々なファッションの人がいる中、個人的に目につくなーと思ったのは色とりどりの髪色の人たち。

デザインカラーというんですよね。一昔前では考えられなかったような、漫画やアニメ、ゲームで出てくるキャラクターのような派手な髪色に染めている人を見ると、ついつい眺めてしまいます(笑)

そこでふと思いました。「ヘアカラーって何年位前から存在してるんだろう?」と。

思い立ったが吉日。調べてみると、紀元前3500年のエジプトではもう髪や眉を赤く染める文化があったそうです。他にも、古代ギリシアや古代ローマでは男女ともに金髪が施行されており、アルカリ成分を髪に刷り込み太陽光に晒すことによって脱色をしていたようです。ひどく髪を傷めそうですね……(笑)

ではデザインカラーのようなものはいつからかと思えば、これまた中世にアングロ・サクソン人たちが髪を青く染めていたというではありませんか。キリスト教信仰の定着に伴い、染毛や化粧は排斥されていたものの、辺境の地では細々と続いていたようです。

調べてみれば、18世紀にはイギリスでは髪を青く染めるのが流行ったり、1970年には原色の染毛が流行ったりと、意外と最近に流行り始めたわけではないことがわかりました。

ちなみに日本では鎌倉時代に斎藤実盛が白髪を染めて出陣したのが最も古い染毛の記録だと言われているそうです。

世の中には知らないことが多いもので、ちょっとした疑問からいろいろなことを調べてみるのは大事だなと改めて実感しました。