最近の私の部屋は本で満たされています。いつもにまして活字を求める傾向が強くなってきているからかもしれません。図書館でたくさんの書籍を借り、友達や親戚の方々からもお薦めの本を譲り受ける機会が増えたからでしょうか。そのお蔭で枕元にはハードカバーの本達がたんまりと山積みされています。これは私にとってこの上なく幸せなことです。現在進行形で読んでいる小説の世界観に浸りながらも随筆やエッセイを小休憩のように手にしてみること、その日の気分で「これ」という短編小説のページを開くなど、その時々のモチベーションと作品が相まっていることに気付かされます。こんな日々を過ごしていることに幸せを感じることも少なくありません。
昨晩、長編小説を完読しました。人の心の移ろいを丁寧に描いていて、恋人同士である男女が過ごす時間がとてもゆっくりと流れる素敵な作品でした。この小説を読んでいると気持ちが洗練されてゆくのが分かり、私もこんな風に誰かを好きになりたいと思ったのでした。そのため読み終えた後も余韻が残っていて、清々しい気持ちで朝を迎えることができたのでした。
今日もまた新しい物語のページを開こうとしています。そこにどんなストーリーが広がっているのかをイメージすると楽しみで仕方ありません。これからもどうかこんな穏やかな時間を続くことを心から願っています。